新宿連絡会チラシ集第五〇集(2026年1月より)

 

2026年1月1日新宿連絡会チラシ
2026年1月4日新宿連絡会チラシ



謹賀新年


             2026年今年も宜しくお願いします。


 仲間たち。
 新年明けましておめでとう。

 大きな事もなく、無事に静かに年を越し、寒さの中、震えながらでもそれぞれ新年の抱負などを思い浮かべてみよう。思って、願えば叶うこともあるかも知れない。三が日とはそんなものでもある。  連絡会のは結成されてから年目を過ぎ、この活動も31年目となる。
 昨年30年目の節目に以下のようチラシに書いたが、今年もまあ、良くも悪くもほぼ同じくであるので、再掲し、連絡会の抱負としていきたい。

   30年も過ぎれば人も変わる。昔の仲間は、亡くなったり、施設に入ったり、老人ホームに入ったりと、単身者の「老後問題」のような、そんな領域に移行している。かつては仕事の問題が主であったが、身体が動かなければ仕事どころではない。年金だったり、介護保険だったり、福祉だったり、年をとれば、そんなことが結構重要になってくる。こうなると制度が複雑なので、福祉事務所なり、専門的な機関で相談をしていかないと、うまく組み合わせられなくなってしまう。ま、そこは役所がしっかりとやってくれるので、連絡会の出番ではない。俺らは、まだ路上に残っている仲間、新たに路上に至ってしまった仲間(その数は一時に比べれば少なくなったが)、そんな仲間を路上で支え、新宿福祉事務所との橋渡しをし、また自分たちでも仕事を作り、施設を作り、居場所を作りと、それがこじんまりとしたものでも構わない、何とか社会からはじかれてしまった皆が、それでも生きていける「道標」のようなものを、この新宿の地に作りだすことが、俺らに課せられた仕事であると思っている。
 地方との交流、信州、新潟など農家さんとの交流や自作も、いつのまにか連絡会活動の大きな柱にもなっている。今年も「いろりん村」での活動を軸に、そんなことも続けて行きたい。  「炊き出し」と云う「食」と「米」を通じた全国とのつながりは、やがて「衣類」「毛布」なども各地から送ってもらえるようになり、それは今や、とても大きな「輪」になっている。今期の炊き出しの食材もお米も、産地直送の新鮮なものを、仲間が朝早くから手間ひまかけ調理し、仲間の手で準備し提供したものである。そう云うことも想像してみると、本当にうまい飯になるし、そう云う関係こそが大事だと思うのである。それだけで心も温まる。天から与えられた食物を仲間と一緒に食らい、感謝の念を抱いていれば、自ずから、頑張ろうと思うのである。
 「恩返し」は、俺らがこの新宿の地で、元気に、負けずに、生き抜くこと。何があっても生き抜くこと。これだけである。

とにかく、どんなことがあろうとも生き抜くこと、何をしてでも生き抜くこと。今年もこれが大切である。
 「生きて奴らにやり返せ」とは、「寄せ場」の先輩達の言葉。その思いを引き継ごう。
 

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冬本番


何かあったら新宿福祉事務所や「とまりぎ」で相談を。 冬はまだまだこれから。とにもかくにも「防寒」を。


 仲間たち。
 みぞれのような初雪もあったが、全体通して見れば比較的穏やかな年末年始であった。新宿の方は何事もなく年を越し新年の日常へと恙なく戻っていけそうである。
 冬はこれからが本番である。今も強い冬型の気圧配置にあり、日本海側では雪の降り方が強まり大雪になっている。東京は1月から2月が例年でも最も寒い。これから天気予報を眺めながら、日々の暮らしを作っていくしかない。路上に居れば、とにもかくにも「防寒」である。毛布やホカロンなど、色々なものを工夫して使いながら、出来る限り暖かくして過ごして行こう。
 役所は明日5日から開いている。「とまりぎ」も含め、何か相談事があれば訪れてみよう。華やかな新宿に出て来て、盗難だとかにあって帰れなくなったなんてのは良くあるパターン。そんな時もどうにかなるのが新宿の懐の深さ。まずは相談である。
 年末年始、どうも身体の調子が悪いと云う仲間も、病院に行ってみるのも必要である。お金もなく、保険証もなければ、福祉の制度で受診は可能である。これは福祉事務所の窓口に行って、受付の紙に名前を書いて出すだけで、順番に呼ばれるので、病院に行きたい旨を伝えれば、もちろん色々聞かれるが、正直に答えていれば、病院を紹介される。野宿しながら通院だとなかなか大変でもあるので、更に相談をしていけば、どこか「宿」も紹介してもらえる。そのまま生活保護で療養生活になることも多い。
 仕事を探しているんだけれどもと云う仲間は、「自立支援センター」と云う仕組みが東京23区にはある。新宿は月島にある「中央寮」に紹介されるが、ここは個室なので人気の施設でもある。定員の関係ですぐに入れない時は「馬場ハウス」など一時宿泊施設で待機し、空きが出たら入ると云うパターンも多い。じっくりハローワークで自分にあった常雇いの仕事を見つけたいと云う仲間には丁度良い施設でもある。  仕事はあるのだけれども、アパート転宅するお金がたまらないなどの仲間には「一時宿泊施設(シェルター)」「自立支援ホーム」と云う仕組みも新宿区にはある。寝る場所と食事は提供されるので、次の目標がある時には一時的に利用し、自立を目指す算段となる。
 野宿だったり、ネットカフェであったり、不安定な居所と、不安定な仕事でカツカツの暮らしをするより、こう云う仕組みがあるのだから、思い切って使ってみるのも良いかも知れない。いずれも福祉事務所で入所の相談に乗ってくれる。
 その他、「法律の相談」であったり、「依存症の相談」であったりも、新宿福祉事務所の隣にある相談所「とまりぎ」で専門員による相談会が定期的に催されている。いろいろな悩みごとがある仲間は、一度「とまりぎ」での相談に行くと、何となく解決したりもする。
 「健康相談」とか、「鍼灸の相談」とかは、連絡会の方で今年も継続して行く。今度の日曜日は昼は高田馬場事務所で「鍼灸相談会」があるし、夕方からのおにぎりパトロール出発時にはボランティアのお医者さんによる「健康相談」もやっていく。それぞれ相談もしていこう。
 最後に、新宿越年越冬の取り組みも今日で最後。何とかやり切れたのも、多くの仲間の力や協力があってこそである。どうもありがとう。
 

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